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 万博中央駅跡記念碑    

ひたち野うしく駅
 2009年5月、「万博中央駅記念碑がひたち野西近隣公園よりJRひたちのうしく駅前に移設された」と情報をいただき、早速ひたち野うしく駅へ出かけてきました。
 山側、西口に設置されていました。ひたち野西近隣公園設置時代と変わらない姿です。万博中央駅跡時代と同じ向きに設置されているのも好感が持てます。
 ただし通過していく列車は新型ばかり。あのエキスポライナーで活躍した白電の姿を見ることは、もうできません。

ひたち野うしく駅構内

万博中央駅跡記念碑

 ▲ 飛翔 牛久町長 大野正雄書

 かつてここに、万博中央駅があった。
 国際科学技術博覧会"科学万博-つくば85"が、筑波研究学園都市で開催されたのは、一九八五年であった。我が国の科学技術のメッカ筑波研究学園都市、および我が筑波の名を内外に高からしめるため、竹内藤男県知事、横田栄一県議会議長らが中心となって運動した全県民の熱意が、実を結んで実現したもので、「人間・居住・環境と科学技術」のテーマのもと、科学の先端技術を駆使して出展されたパビリオンは、国内、国外から八十を数えた。
 三月十七日から九月十六日までの六か月の開催期間中に、会場を埋めた観客は二千万人を超える盛況で、このうち三百八十余万人が牛久町大字中根、宇鳴牛、原田、兎谷津地内に、臨時に設置された常磐線万博中央駅を利用した。
 万博中央駅の設置面積は九・八ヘクタールに及び、さらに幅員三十四メートルの学園西大通り線を通して会場まで、日本で初めて連節バススーパーシャトルが運行し、観客輸送の主役を担った。
 万博中央駅はまさに、科学万博-つくば'85の表玄関としての役割を果たし、牛久町の面目を遺憾なく発揮した。世紀の祭典成功の一翼を担った"万博中央駅"の栄光を称えるため、ここに碑を建立して、永く記念とするものである。

昭和六十一年五月八日

万博中央駅跡記念碑建立委員会



 ひたち野うしく駅開業前の写真。撮影日は93年(平成5年)11月7日。ちなみに新駅の開業は98年3月。周辺には何も写ってません。
 1枚目画像は山側から下り方水戸方向を撮影。唯一残された跨線橋も荒れているのが判ります。
 当時海側の連節バス車庫跡は、バイクのコース場のような使われていたように記憶しています。
   2012- 科学万博的頁