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  万博の森  

  

 科学万博記念 万博の森
 主催/朝日新聞社・(財)森林文化協会
 後援/環境庁・林野庁・茨城県・(財)国際科学技術博覧会協会

 科学万博を記念する「万博の森」は朝日新聞社と(財)森林文化協会が筑波山麓のパープルライン朝日峠展望台近くの約10ha(十町歩・三万坪)にヒノキを中心に、シイ・カシ・ケヤキ・桜など3万本を、一般者からの寄付によって植樹するもの。記念碑も同地に建立予定。(つくば衛星新聞より要訳)。

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 最終的には4万人程から寄付があり万博の森に木々が植樹されたのですが、以前からその場所が何処なのか? 広告には朝日峠付近と書かれていましたが、皆目見当つかずでした。


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 宝篋山(小田山)

 最近になって山登り・ハイキング系のブログなどで「万博の森」がヒットするようになりました。万博の森の記念碑が宝篋山山中に建立されているようです。宝篋山は通称小田山と呼ばれる標高461mの山です。

 つくば市観光物産課のサイトによると『里山としての機能が無くなってから荒れ放題の道になっていたが、平成16年4月地区住民の協力により,その里道にハイキングコースが整備された』との事で、最近まで近寄りづらい場所だったのかもしれません。

 それにしても...科学万博当時の万博の森の場所を「朝日峠近く」と記載していますが、宝篋山と朝日峠では直線距離でも「近く」とは言い難い距離のように思うわけです。田舎の人の間隔でいう「すぐそこ」というのでもなさそうですし。ちょっと残念な表現です。恐らく記事の担当者自身が実際に足を運んでいなかったのでしょうね。

 万博の森へ


宝篋山

 宝篋山(小田山)

 平成25年1月。宝篋山へ万博の森記念碑を確認するために出かけてきました。念願叶っての宝篋山です。

 左画像は宝篋山小田休憩所付近からみた宝篋山。



宝篋山山頂

 まずは宝篋山山頂へ。

 宝篋山という名前の由来になっている山頂に建立された宝篋印塔。



宝篋山から見た筑波山

 山頂から見た筑波山。

 この日は残念ながら少し霞んでしまいました。


 山頂から10分ほど下った所にある、万博の森への入口。

 日の当たらないところには、数日前に降った雪が解けずに積もったままでした。

 ハイキングコースの看板は新しいものでしたが、唯一この標柱のみ当時のもののような感じの朽ち具合でした。


 森林の中にそこだけ開けた場所がありました。万博の森です。


 建立から30年弱。銅版も腐食しているところもあるようでしたが、比較的良い状態で残っていました。4万件あまりの個人、各団体などがそれぞれ銅版に記銘され読み取ることができます。

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 ハイキング者のためにベンチなども設置されていましたが、その他万博関連の物はこの場所では見つけることはできませんでした。

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