博覧会協会　県国際博協力局　谷田部町の推薦を受けながら、五木版との勝負に負けた感がする、村田版万博音頭。ジャケットは村田英雄と松山恵子の二人立ちですが、これは一年音頭。万博音頭は村田英雄が一人で歌いました。
　不思議なのは、後の五木版にも関わっている県国際博協力局の存在です。こちらの万博音頭は残念ながらB面ですし、村田版はプロモーション段階で失敗していたのでしょうか？

　詳細は不明ですが、番号が4RSとなっている盤は非売盤、依頼盤等に振られているので、この盤も全国発売されていない物と考えられます。谷田部町限定でしょうか？
　村田英雄のスナップは、上掲ジャケットからの使いまわしのようです。

　茨城県主導の万博音頭。歌詞を公募、国際博協力局を通じて県内に万博音頭が流れたため、茨城県内では割と有名な音頭です。

　歌詞カード　踊り振付(1)　踊り振付(2)

　つくば科学万博クロニクルに「青盤」と紹介されています。ジャケットの違いだけで中身は同じ。発売時期は「青盤」のほうが先ですが、流通量はオレンジジャケットの赤盤より少ないようです。
　五木ひろし公式サイトのディスコグラフィにも掲載されていない、レア盤。

大塚文雄は民謡歌手、比気由美子は演歌歌手として現在も活躍しています。推薦があるものの、あまり有名でないのが残念ですね。

　詳細不明のつくば万博音頭。大塚・比気盤と同名ですが、全くの別曲。題字は、当時参議院議員、科学技術庁政務次官だった岩上二郎の書。
超レア盤。

　大坂万博では「世界の国からこんにちは」を歌い、万博といえば三波春夫とまで言わしめる地位に登り詰めましたが、科学万博では残念ながら脇役でした。科学万博-つくば'85賛歌という微妙な立場が、それを物語っています。

　日本コロムビアから発売された運動会用レコード(昭和60年版)に収録されている「こどもかがく音頭」。唄はアニソンの女王、堀江美都子。子供向け音頭としては秀作。堀江美都子全曲集CDで音源化されているので気軽に聞くことができるのだが、EPの原盤となると激レア。

　歌詞カード・踊り振付(1)　踊り振付(2)