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万博中央駅は、科学万博見学の輸送を国鉄が約半数を担う想定で設置された万博輸送の要ともなる駅で、国鉄常磐線の牛久駅と荒川沖駅の間(上野起点56.8Km)に設置されました。昭和60年3月14日に開業、同年9月16日をもって営業を終えるという短期間の臨時駅でした。
特急を除く中距離電車とエキスポライナーが停車。時間帯は下り7時28分着(425M)〜22時39分着(481M)、上り7時28分着(2484M)〜22時36分着(482M)。
臨時駅とはいえ規模は大きく、国鉄のパビリオン的存在でした。万博輸送は、土浦ルート、牛久ルート、水海道ルート等設定されましたが、この万博中央ルートがメイン設定でした。駅前広場からは会場までのシャトルバスが運行され、約780万人が利用しました。特に2両連結の連接バス(スーパーシャトルバス)は、当時日本で最初の本格的営業連接バスとあって、注目されました。
万博中央駅では通常の切符の他、メロディーが流れる記念切符(メモリアルチケット)等も発売され話題を呼びました。
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